実際は害獣被害がそれほどでもないのに、被害が大きな他の住宅の写真を見せて高額な見積りを出す詐欺的な会社があります。

そのため、事前調査時は写真ではなく、今撮影したことがわかる「動画」撮影をしてくれる業者を選ぶのがオススメです。

害獣駆除業者の中には、電話対応は外注のコールセンター、事前見積もりは外注営業代行会社、駆除工事は外注の下請け業者が行うなど、すべて外部の業者が行っているケースが多くあります。

大事な住居の工事ですから、実際に工事をする自社の職人が責任を持って現地調査を行う業者を選ぶのがオススメです。

害獣駆除業者の中には、とにかく契約させるために事前見積りを安い金額で作成し、作業後に「予想より被害が大きかった」などと追加請求を行う業者がいます。

そのため、事前見積りの金額以外は請求しない「見積り金額保証」のある業者を選ぶのがオススメです。

害獣駆除業者の中には、契約になった場合は事前調査無料だけど、契約にならない場合は費用を請求する業者がいます。

そのため、「契約に至らなくても事前調査無料」としっかりと書いている業者を選ぶのがオススメです。

害獣駆除業者の中には、作業時に害獣が見当たらないと作業完了の業者がいます。

しかし、害獣は巣に戻ってくる習性が強いため、作業時に見当たらなくても、再び戻ってくる可能性が高いです。

そのため、数日間は天井裏や床下を暗視カメラで監視し、害獣が戻ってこないことの確認までしっかり行う業者を選ぶのがオススメです。

害獣駆除業者の中には、天井裏は見えないことをいいことに、害獣駆除だけ行い、害獣の糞尿は片付けずにそのままにする業者がいます。

しかし、害獣の糞尿がそのまま残っていると悪臭がしたり、ノミ・ダニなどが発生し、小さなお子様やペットに被害が発生します。

そのため、害獣駆除だけではなく、糞尿の片付けを行った上で、消臭・消毒・殺虫まで行う業者を選ぶのがオススメです。

一般的な害獣駆除業者は、害獣駆除しかできません。

本当はできないのに「できます」と言って、下請けリフォーム業者に丸投げし、責任感の無い仕事でトラブルになるケースもあるようです。

また、害獣の糞尿でしみができた天井裏のリフォームなどは、別の業者が対応することになり、手間とコストが二重に発生します。

そのため、修繕リフォームまで必要な場合は、親会社がリフォーム会社だったり、リフォーム経験が豊富な大工がいる業者に依頼するのがオススメです。

害獣には帰巣本能があるため、天井裏や床下から追い出して終わりではなく、再発しないように害獣の入り口を封鎖することが重要です。

ところが、質が低い害獣駆除業者の場合は、封鎖する際に使用する材料について、ホームセンターで購入した一般向けの安い材料を使う場合もあるようです。

そのため、雨風に強く強度があるステンレスなどの材料を使う業者に依頼するのがオススメです。

一般的な害獣駆除業者は、住宅のプロではないため、害獣を駆除することはできても、見栄えまで考慮した工事を行うことができません。

道路から見える目立つ場所にも関わらず、外観に合わないダサい緑色のフェンスを設置したり、見栄えを意識しないことが多いです。

そのため、目立たない見栄えのよい工事を希望される場合は、親会社がリフォーム会社だったり、リフォーム経験が豊富な大工がいる業者に依頼するのがオススメです。

「10年保証」など超長期の保証をアピールしている害獣駆除業者もありますが、住宅のプロから言わせると無責任だと言わざるを得ません。

10年経過すればさすがに建物は劣化し、環境も変化するので、「10年保証」というのは非現実的で、しっかりと保証する気がないのだろうと感じます。

害獣が再発する場合、ほとんどは1年未満です。そのため、まずはしっかり1年間は保証をつけましょう。もし心配な場合は3年、どんなに長くても5年の保証があれば大丈夫です。

保証期間が長くなればなるほど、その費用は工事費用に含まれるため、必要以上の保証をつけることなく、3〜5年保証がオススメです。