超音波は害獣対策に効果があるのは本当?人体やペットに影響は?

害獣駆除

「害獣対策に超音波は本当に効果があるのだろうか」と疑問に思っていませんか。

超音波は害獣撃退グッズの1つで、装置さえあればすぐに使用できます。

超音波を使って害獣駆除をする際、害獣への効果だけでなく、人体やペットの健康への影響が心配になる方もいるでしょう。

この記事では、超音波の害獣への効果や人体への影響、メリット・デメリットを解説しています。確実に害獣駆除する方法についても紹介するので、効果的な駆除方法を知りたい方は参考にしてください。

害獣対策に超音波は効果がある?

結論からお伝えすると、超音波は害獣を追い出す効果があります。

害獣対策用の超音波は、害獣にとって不快な音を放って追い出します。人間に例えると、黒板を爪で引っ掻く音が常に聞こえている状態にするようなイメージです。

また、超音波は人間に聞こえないため、夜間に使用しても気になりません。害獣は夜行性なので、活発に活動しているときに不快な音が聞こえると、嫌がってその場から離れる可能性があります。

超音波が人体やペットにもたらす影響

超音波は、人体に影響を与えることはありません。しかし、超音波の周波数がペットの可聴域に該当していると、ペットは不快な音を常に聞いてストレスを感じてしまう恐れがあります。

種類ごとにペットや害獣の可聴域をまとめました。

可聴域
一般的な超音波42,000Hz
人間12~23,000Hz
15~60,000Hz
45~64,000Hz
ウサギ360~42,000Hz
ハムスター80~45,000Hz
ネズミ200~64,000Hz
アライグマ100〜40,000Hz
コウモリ1,200〜400,000Hz

超音波によるペットへの影響が気になる場合は、超音波装置の周波数を確認して、可聴域に該当していないか確認しましょう。多くの超音波装置は対策したい害獣の種類に合わせて、周波数を調整できます。

万が一、超音波を使用し始めてからペットの体調に変化が現れたときは、すぐに使用を見合わせましょう。

害獣対策で超音波を利用するメリット

害獣対策として、超音波を利用するメリットは3つあります。

  • 感染症のリスクを避けられる
  • 誤食の心配がない
  • 死骸を見なくて済む

いずれも、音で害獣を追い出すからこそ得られる超音波特有のメリットです。それぞれ詳しくみていきましょう。

感染症のリスクを避けられる

超音波で害獣を追い出す場合、直接害獣に触れる必要がないため感染症のリスクを避けられる点がメリットです。

害獣にはダニや細菌が潜んでいるため、直接触れてはいけません。ダニに噛まれると、咳やかぶれなどのアレルギー症状を始め、マダニ媒介性回帰熱などの感染症を引き起こす恐れがあります。

また、害獣が保持する菌の中には、トキソプラズマやサルモネラ症などの原因になる細菌があるため大変危険です。害獣に直接触れずに追い出せば、感染症のリスクを避けられます。

ただし、超音波で害獣が居なくなった後は、フンの処理や掃除、消毒などは必要です。害獣のフンにもダニや細菌が含まれているため、感染症にならないように注意して処理をおこないましょう。

誤食の心配がない

超音波で害獣を追い出す方法は、害獣駆除グッズの誤食の心配がありません。

害獣駆除の方法は、超音波以外に毒エサや忌避剤を置いておく方法があります。もしも毒エサや忌避剤を子どもやペットが口に入れると、大変危険です。

万が一食べると嘔吐や痙攣などを引き起こし、入院が必要になるケースもあります。そのため、毒エサや忌避剤を使用する場合は、子どもやペットが届かない場所に置くなどの配慮が必要です。

一方で、超音波は物理的に触れられず、装置を触ってしまったとしても人体には無害のため、誤食の危険性を伴いません。子どもやペットが誤食しないか見張る必要がないため、生活するうえでもストレスがたまりにくいでしょう。

死骸を見なくて済む

超音波は害獣を追い出すための対策なので、死骸を見なくて済む点もメリットです。

超音波以外の害獣対策として、罠の設置や毒エサを撒く方法が挙げられます。罠や毒エサが効果を発揮した場合、罠の中や家の敷地内で害獣が死んでいる可能性が大いにあります。そのまま放置しておくと、害獣の死骸からダニや腐敗臭が広がるため、早めに死骸を処理しなければなりません。

超音波で害獣を追い出せば、動物の死骸を見て精神的ショックを受ける必要がなく、死骸を処理する手間もかからないでしょう。

害獣対策で超音波を利用するデメリット

超音波によるデメリットは、以下の2つです。

  • 効果が続かない
  • 費用がかさむ

デメリットを理解したうえで、害獣駆除に超音波を利用するかどうか判断することが大切です。

効果が続かない

超音波による害獣対策は、長期間の効果は期待できません。なぜなら超音波を設置すると、超音波が苦手な動物を追い出せるものの、超音波の音に慣れると追い出した動物が戻ってきてしまうからです。

BSI 生物科学研究所の「クマネズミとドブネズミに対する超音波防鼠器の効力試験」の結果によると、ネズミは規則的な音の刺激に対して5分から2日ほどで慣れることがわかりました。その理由は、害獣は幼少期から騒音に囲まれて育ってきたので、音の刺激に強いからです。

そのため「不快な音はするが危険があるわけではない」とわかると、害獣は超音波のする場所を警戒しなくなります。害獣が超音波の音に一度慣れると効果がなくなるため、周波数や音の種類を替えても意味がありません。

そのため、長期的に害獣対策をおこないたい方は、超音波以外の対策を考える必要があります。

費用がかさむ

害獣対策のために超音波を利用する際、費用がかさむ点がデメリットです。

1つあたりの超音波装置は1,000~10,000円程度ですが、超音波は柱や壁に阻害されるため、広範囲に超音波の効果を発揮させるには複数台必要です。超音波で害獣を追い出すために家のあちらこちらに設置しても、害獣が超音波に慣れると効果が期待できず、他の害獣駆除方法を考えないといけません。

効果がなくなると、超音波装置をいくつか購入した費用は無駄になり、さらに他の害獣駆除方法をするための費用も発生します。そのため、超音波で追い出したい場合は費用対効果を想定して、しっかりと検討した上で行うことが大切です。

超音波以外の害獣を家から追い出す方法

自分で害獣対策をしたいときは、超音波と他の方法を併用すると、より効果を発揮します。他の方法の一例を紹介します。

  • 忌避剤を使用する
  • 侵入経路をふさぐ

ただし、上記の方法は害獣を追い出すための方法であり、駆除する方法ではありません。ネズミが家に出たときは自分で駆除しても構いませんが、その他の動物を駆除すると鳥獣保護法に抵触する恐れがあります。

自分で害獣駆除する方法に関して詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

それぞれ具体的な方法を紹介します。

忌避剤を使用する

害獣を追い出す方法の1つは、忌避剤の利用です。忌避剤は下記のような成分を含み、害獣が嫌がるニオイを発して追い出します。

  • 木酢液
  • 唐辛子
  • ハッカ油
  • ニンニク

忌避剤はジェルタイプやスプレータイプなど種類はさまざまです。また「ハクビシン専用」「アライグマ専用」など、特定の害獣に対応した忌避剤もあるので、自分の家に潜む害獣に合わせた種類を選びましょう。

害獣の侵入経路に忌避剤を置くと効果が期待できますが、ニオイに慣れると再び戻ってきてしまいます。超音波と同じように、忌避剤はあくまでも一時的に追い出す効果のあるグッズと把握した上で使用しましょう。

侵入経路を封鎖する

害獣を家から追い出すには、害獣の侵入経路を封鎖する方法もあります。害獣の侵入経路になりやすい場所は、屋根裏や床下などの隙間です。

害獣の侵入経路を調査して、金網やパテでふさげば入れなくなりますが、侵入経路になりうる箇所は1箇所とは限りません。ご家庭の状況によっては、何箇所もふさがないといけない可能性があります。

さらに、害獣は数cmの隙間があれば侵入できます。そのため、小さな穴を1つでも見落とすと再び侵入されるため、慎重に経路を見つけなければなりません。

くわえて、アライグマなど手先が器用な動物は金網をこじ開ける可能性があるため、しっかりと設置する必要があります。また家から1.5m以内の距離に木や電柱がある場合は、よじ登って屋根裏に侵入するかもしれません。

侵入経路をふさげば害獣を追い出せますが、確実にふさがなければ効果がないため、一般の人が自己流で行っても確実とはいえないでしょう。

自分で害獣駆除しても効果がないとどうなる?

自分で害獣駆除をおこなっても効果が出ないと、家や人体に影響を及ぼす恐れがあります。そのため、実際に被害が出る前に、確実に害獣を追い出すことが大切です。自分で害獣駆除しても効果がないときの影響を、具体的に見ていきましょう。

家に及ぼす影響

害獣が住み続けると、家に悪影響を及ぼします。害獣にとって、家の屋根裏は天敵に遭遇する心配のない心地の良い環境です。

そのため、屋根裏や床下などを拠点に家の中に住み着き、以下の被害をもたらします。

  • 天井が腐る
  • 天井が抜け落ちる
  • 火災を引き起こす

屋根裏で排泄した害獣のフン尿が天井に染み渡ると天井が腐り、シミや悪臭の原因になります。天井が腐ると、張り替えなど大規模な工事が必要です。

また、天井の耐久性が弱ると害獣の重みで抜け落ちてしまう場合があります。特に繁殖期になると頭数が増えて天井の負担が増すため、早めに対策しなければなりません。

さらに、ねずみが屋根裏に住み着くと、電気配線がかじられることも。ねずみにかじられた配線が火の元となり、最悪の場合火災を引き起こす場合があります。そのため、大規模な修繕が必要になる前に、害獣を完全に駆除することが大切です。

人体に及ぼす影響

害獣が家に住み着いたまま放置すると、住民の健康にも影響を与える恐れがあります。上述したように、害獣の体やフンにはダニや細菌が潜んでおり、触れると大変危険です。

直接触らなくても、ダニや細菌が粉塵となって空気を介して体内に入ってくる恐れがあります。害獣は住み着いている屋根裏や床下だけでなく、住民の居住空間でもフンをするため、見つけたらすぐに処理しましょう。

害獣のフンの処理方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

害獣のフンの特徴と見分け方を画像付きで紹介!被害例や処理手順とは?

また、害獣は夜行性です。夜になると、屋根裏や床下などから害獣の走り回る足音や鳴き声などの騒音が聞こえることも。

騒音により毎晩眠れない状態が続くと、ノイローゼになったり、体調不良を引き起こしたりする恐れがあります。自分や家族の健康が脅かされる前に、害獣を追い出しましょう。

害獣駆除業者に依頼した方が超音波よりも効果的

害獣は超音波や忌避剤など自分で追い出すよりも、害獣駆除業者に依頼した方が解決するのが早く、効果的です。害獣駆除業者に依頼するメリットは、以下の3つです。

  • 駆除する手間が省ける
  • 害獣が再発するリスクを避けられる
  • 法律に抵触する心配がない

害獣駆除業者は侵入経路の調査・特定し、再発防止まで全て行います。そのため、自宅で害獣の気配がした時点で調査を依頼すれば、自分で駆除グッズを購入したり、効果的な方法を試行錯誤したりしなくて済みます。

侵入経路の特定の際には、細かいところまでチェックするため、自分でおこなうよりも害獣の再発リスクがありません。

また、知識がないまま自分で害獣駆除すると、何も知らずに法律で保護されている動物に危害を与えてしまうかもしれません。万が一許可なく駆除すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられてしまいます。このように許可なく害獣駆除すると法律に抵触するリスクがある上に、確実に追い出せるとは限りません。

確実に効率よく害獣駆除したいときは、業者に依頼した方が安心です。

害獣駆除業者を選ぶポイント

害獣駆除業者を選ぶポイントは、以下の3つです。

  • 自社施工でおこなっている
  • 再発保証制度がある
  • 作業内容を報告してくれる

害獣駆除業者選びに失敗すると、害獣の再発やトラブルの発展に繋がる恐れがあります。業者に依頼する前に、しっかりとポイントをおさえましょう。

自社施工でおこなっている

害獣駆除業者は、契約から施工まで一貫して自社でおこなっている業者を選びましょう。実際に駆除依頼の受注を受けた業者と、施工をする業者が異なる場合、中間マージンが発生するため料金が高くなる恐れがあります。

また、電話対応のスタッフはすごく丁寧だったとしても、実際に作業する施工業者の態度が悪かったりマナーを守らなかったりするケースもあります。自社で問い合わせから施工まで一貫して行っていない場合は、どんな作業スタッフが家に来るかわかりません。

害獣駆除するとなると自宅に作業スタッフが入らないといけないため、どんな人が来るかわかっていた方が安心です。

弊社は、お問合せの対応から契約、施工まですべて自社で対応しています。ホームページをご覧いただくと、スタッフのプロフィールも確認できますので、事前にどんな人が作業をしに来るかわかった状態で依頼していただけます。

再発保証制度がある

害獣は再発する恐れがあるので、再発保証制度がある業者を選びましょう。

再発保証制度に関しては、以下4つのポイントをおさえていれば大丈夫です!

  • 3~5年の再発保証がある
  • 再発時に追加料金がかからない
  • 保証書を書面で用意する
  • 保証範囲を明確に示している

害獣駆除をして1年前後は再発するケースも多いため、3〜5年ほどの再発保証制度がついている業者なら安心です。万が一再発しても無料で対応可能な業者を選べば、「高額な費用を払って再発したらどうしよう」と心配しなくて済みます。

再発したときに確実に対応してもらえるように、再発保証書は保証範囲を明記の上、書面で用意してもらいましょう。口頭で「再発時も対応します」と言われただけでは、本当に対応してもらえるかわかりません。あとからトラブルにならないように、上記4つのポイントに当てはまる再発保証制度を用意している業者を選びましょう。

弊社は最長5年の保証制度をご用意しており、万が一保証期間内に害獣が再発した際は無料で再度駆除いたします。これまで害獣の再発に悩んできた方も、お気軽にご相談ください。

作業内容をしっかりと報告してくれる

害獣駆除の作業内容をしっかりと施主に報告してくれる業者かどうかも、業者を選ぶ上で大切なポイントです。害獣が潜む場所は、屋根裏や床下など普段足を踏み入れない場所で、住民も簡単には状況を把握できません。そのため、害獣駆除作業を手抜きされても、気づかないケースがあります。

なかには被害を大きく見せて費用を多めに請求しようとする業者がいるため、だまされないように注意が必要です。一方で、信頼できる業者はお客様に安心してもらえるように、写真や動画を使ってわかりやすく報告を行います。作業前や作業途中、作業後の状況を細かく報告してもらえると、しっかりと対策できていることがわかり、安心できるでしょう。

弊社は、お客様への作業内容の報告を欠かしません。しっかりと状況が伝わるように、写真や動画で作業報告をいたします。

超音波の害獣駆除に関するよくある質問

超音波での害獣駆除について、よくある質問をまとめました。

超音波装置はどこで売っている?

超音波装置は、ホームセンターやECサイトなどで売っています。

家に発生した害獣の種類に応じて、対応している超音波装置を選びましょう。あまり費用をかけたくない方は、超音波を発するアプリや動画もあるので試してみると良いでしょう。

超音波は壁の中のねずみにも効果ある?

超音波は壁に遮られるため、壁の中にいるねずみにまで効果は期待できません。

超音波の効果を発揮するには、被害箇所に直接超音波装置を設置しないといけません。壁の中に超音波が伝わるように設置するとなると、おおがかりな工事が必要になるケースもあるでしょう。

害獣でお困りなら害獣プロテクトにご相談ください

超音波は、害獣を追い出す効果があります。人体に影響もなく安全に使用できる点がメリットですが、すぐに害獣が超音波に慣れてしまい再発することも少なくありません。

害獣が家に住み続けると天井や人体に悪影響を及ぼすため、早急な対応が必要です。確実に効率よく害獣を駆除したいときは、害獣駆除業者に依頼しましょう。

弊社は完全自社施工でおこなっており、再発保証制度もご用意しています。無料で調査・見積作成を行っているため、害獣にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談くださいませ。


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